コラム:マンション管理士や管理業務主任者の資格取得で転職に有利になる?
投稿日 : 2019.05.22
不動産業界へ転職するにあたり、マンション管理士や管理業務主任者といった資格を取得しておくと採用に有利に働くのでしょうか?
本記事では、不動産関係の資格の内、マンション管理士や管理業務主任者、インテリアコーディネーターの3つについて詳しく解説していきます。
目次
最初にマンション管理士についてご説明します。
マンション管理士はマンションの維持や管理に関して一定の知識を保有していることを証する国家資格です。
マンション管理士だけが行える業務はありませんが、国家資格ということもあり信頼性は高くなっています。
マンション管理士試験に受験資格はありません。
また、試験合格後、登録する際にも実務試験などの必要要件はありません。
マンション管理士試験は国家資格と言うこともあり、合格率は8%程度と難易度は高いです。
宅建士試験よりやや難しい程度の試験内容と言われることが多く、まずは宅建士を取得してから受験される方も多いです。
知識がほとんどない状態から勉強するのであれば500~600時間程度は時間を確保しておくことをおすすめします。
受験費用として9,400円かかる他、資格学校を利用するのであれば10万円~20万円程度、独学の場合はテキスト代として1~2万円程度見ておくとよいでしょう。
受検時期は例年11月下旬の日曜日が試験日として設定され、9月頃に申込が開始されます。
マンション管理士試験申込サイト:http://www.mankan.org/
マンション管理士だけができる業務はありませんが、今後多くのマンションが老朽化していく中で、需要の高い資格であると言えるでしょう。
次に、管理業務主任者についてご紹介します。
管理業務主任者はマンションの管理組合に対して、管理受託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必須となる国家資格です。
マンション管理士試験に合格していれば、管理業務主任者の試験において5問免除を受けられます。
(逆に、管理業務主任者試験に合格していればマンション管理試験において5問免除を受けられます。)
管理業務主任者試験には受験資格はありません。
ただし、試験合格後、登録を受けるには管理事務に関する実務経験が2年以上必要となります。
管理業務主任者試験は合格率20%程度となっており、簡単な資格ではありません。
一般的にマンション管理士試験より易しい内容となっており、また宅建士試験と同程度か、合格率から見ると管理業務主任者試験の方がやや易しい内容になっていると言えます。
勉強時間は宅建士と同様、200~300時間程度確保することをおすすめします。
受験費用として8,900円かかる他、資格学校を利用するのであれば10~20万円程度、独学で勉強するのであればテキスト代として1~2万円程度の費用を見込むとよいでしょう。
受検日は例年12月第1日曜日で、8月初旬~10月初旬頃に申込する必要があります。
管理業務主任者試験申込サイト:http://www.kanrikyo.or.jp/kanri/siken.html
管理業務主任者は管理業における宅建士のような立ち位置で、資格を取得しておけば管理業者への就職活動において有利に働くことが多いでしょう。
会社によって、月10,000円~20,000円程度の手当てを支給してくれる場合があります。
最後にインテリアコーディネーターをご紹介します。
インテリアコーディネーターは住宅や店舗、オフィスなどのインテリアについてアドバイスするための一定の知識を保有していることを証する民間資格です。
インテリアコーディネーター試験に合格せずともインテリアコーディネーターを名乗ることはできますが、資格を持っていると信頼を得やすいといったタイプの資格です。
インテリアコーディネーター試験を受けるのに必要な受験資格はありません。
インテリアコーディネーター試験は一次試験と二次試験に分かれますが、一次、二次試験を合わせた合格率は20%~25%程度となっており、簡単な資格ではありません。
前提知識なく勉強する場合、必要な時間は150~200時間程度を見込むとよいでしょう。
受験費用は一次、二次試験セットのもので14,400円となっています。その他、テキスト代で10,000円~20,000円程度は必要です。
インテリアコーディネーターは例年一次試験が10月1週目の日曜日、二次試験が12月1週目の日曜日となっており、7月中旬~8月下旬頃までに申込する必要があります。
インテリアコーディネーター試験申込サイト:https://www.interior.or.jp/examination/ic/
インテリアコーディネーターの資格をなくともインテリアコーディネーターを名乗ることはできます。
しかし、資格を持っていればお客様からの信頼を得られやすく、また転職の際にはプラスの評価を受けられる可能性が高いでしょう。
マンション管理士と管理業務主任者、インテリアコーディネーターの3つの資格についてお伝えしました。
マンションの管理業務や管理組合へのコンサルタントといった仕事を始めたいのであれば、資格を取得していれば採用にプラスになるでしょう。
マンション管理士や管理業務主任者はお互い、5問免除の要件となっており、試験範囲が被る部分も多いことから、W取得を検討するのもありです。
また、インテリアコーディネーターについては、資格がなくても仕事できますが、転職時には先に資格を保有していることで採用につながることもあるでしょう。
資格取得は必須ではありませんが、無駄にはなりません。
せっかく勉強するのであれば、合格するつもりで勉強に取り組むようにしましょう。
併せて宅建士や賃貸不動産経営管理士の資格取得で転職に有利になる?もご覧ください。
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