コラム:転職サイトを開く前にしておきたい転職活動の準備(前編)
投稿日 : 2019.07.02
転職活動をしようと思った時、いきなり転職サイトを開いてしまっていないでしょうか。「転職する」ことがゴールであればそれでもいいでしょう。
しかし、「理想のキャリアを実現する」ことが目標であれば、転職サイトを開く前に行う準備があります。
今回は理想のキャリアを実現するためには、どのような準備をすればいいのかをご紹介します。転職活動は、準備がすべてといっても過言ではありません。
転職活動を成功させて、理想の仕事に就きたい方は、ぜひ参考にしてください。
『転職したい』と思った時に、まずやるべきことは、転職する目的を明確にすることです。
転職したいと思う理由は人それぞれです。今の会社と肌が合わなかった、自分の目指すキャリアが今の会社では達成できない…などなど。
しかし、最も避けなければならないのは、一時の感情で転職してしまうこと。勢いで転職してしまうと、次の会社でも同じことが起きてすぐに転職したくなってしまいます。
転職の目的を明確にすることで、次の会社に求めること、実現したいことが明確にしておく必要があるというわけです。
転職する理由を明確にするには、次の内容を紙に書き出してみましょう。ただ思うだけでなく、紙に書き出すことが重要です。書いた文章を読んでみることで、客観的に判断できるためです。
なぜ転職したいと思ったのか、素直な気持ちを書いてみましょう。「ノルマがきつい」「上司とそりが合わない」など、ネガティブな理由でも構いません。
転職する目的について、
…の2つに分けて考えてみてください。加えて、どんな方法なら達成できるのかを考えられるとベストです。
これを行うことで、本当に転職が必要なのかを判断することができます。
転職が必要だと判断できたら、年収、待遇、勤務形態、キャリアアップなど、会社に求めることを書きだしてみましょう。
複数ある場合には、優先順位をつけてください。必須の条件と妥協できる部分を切り分けておくことで、応募や内定受諾の際に迷うことが少なくなります。
5年後、10年後にどのような自分になりたいか、目標や理想を書いてみましょう。その目標や理想が実現できそうかどうかを、会社を選ぶ基準にすると転職が成功しやすいです。
転職する目的が明確になったら、次はスケジューリングです。スケジューリングとは予定や日程を組んだり、タスクを管理・調整することです。
スケジューリングの必要性とやり方について見ていきましょう。
スケジューリングをしておかないと、転職活動が1年、2年とズルズル長期化してしまいます。
在職中であれば「いつまでも転職活動をしててもいいのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、それは大きな間違い。転職活動が間延びすると、転職する目的が曖昧になってしまいます。
そのまま、曖昧な不満を抱えながら今の会社で働き続けるケースも少なくありません。そのままだと高いパフォーマンスも出せず、無駄に時間が過ぎてしまいます。
今の会社で就業を続けながら転職活動を成功させるには、長期的なスパン(3ヶ月〜半年程度)と短期的なスパン(1日の行動計画)にまで落とし込んで、スケジューリングをしておく必要があります。
まず最初に、次の会社で働き始めたい時期を決めます。ただし、転職活動は短くても3ヶ月はかかるので、最低3ヶ月後以降で考えます。次の会社で働く時期を決めたら、以下のように逆算してスケジュールを考えます。
退職は、会社に申請してすぐにできるものではありません。通常でも1ヶ月、責任のある立場の人なら引き継ぎにそれ以上の時間がかかる場合もあります。(法律的には、14日以上前までに意思表示をすればいいことになっていますが、就業規則などを確認して会社のルールに従ってください)
繁忙期がある会社であれば、繁忙期を避けて退職することで、今の会社に迷惑をかけずに円満に退職できます。
業界研究・自己分析、応募、書類選考、面接、引き継ぎにかかる期間をそれぞれ設定してください。
なお、企業が行う書類選考や面接については、合否がわかるまで1週間〜10日ほど見ておくと安全です。
一般的に転職活動にかかる期間は約3ヶ月です。ただし、仕事が忙しくて時間がとれない方はもう少し余裕を持って考えておいたほうがいいでしょう。
逆に自分が決めた期間で転職の兆しが見えなければ、一度転職活動を辞める選択肢も考えておきましょう。
準備期間とは、自己分析や業界研究をしたり、書類などをつくる期間のことです。余裕を持って考えるためにも、2週間ぐらいを想定しておくといいでしょう。
まずはゴールを決めてから、上記のような内容をいつまでに終わらせるかスケジューリングしてみましょう。
転職の書類を作成する前に行っておくべきなのが、キャリアの棚卸しと自己分析です。
自己分析が出ていないと、未来のビジョンが絵に書いた餅になってしまいます。今の自分を知ることで、未来のビジョンとの差がわかります。その差を埋めるために、どのようなスキルや経験が必要なのか、そのためにどんな会社で働く必要なのかが明確になっていきます。単純に職務経歴書を書くためではなく、自分のビジョンや計画を考えるためにも必要なのです。
キャリアの棚卸しと自己分析は、以下の流れで行います。
入社してからどのような仕事をしたのか、どんな結果を残したのか、時系列で細かく書き出してみましょう。
仕事や会社で働いている中で、どのような力が身についたのか考えてみましょう。
入社しからの時系列に沿って、モチベーションの推移をグラフにして書き出してみましょう。どんな仕事をしている時にモチベーションが上がったのか、逆に下がったのか、その理由も合わせて書き出してみてください。
*モチベーショングラフ(曲線)については、リクナビネクストの記事「今のままで本当にいいの?“やりたいこと”が見えてくる「目標設定」のコツ」に詳しく書かれています
仕事、スキル、モチベーションの状態を可視化することで、
…が浮き彫りになります。これまでの仕事や自分自身を客観視することで、自分が一番輝くキャリアを見つけられます。
転職活動は転職サイトを開く前にやることがたくさんあります。面倒に感じるかも知れませんが、準備をきちんとできるかどうかが転職の成功失敗の分かれ道となります。
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