コラム:不動産業界に転職するのにFPの資格取得は役に立つの?
投稿日 : 2021.08.18
お金のことについて学べるFP(ファイナンシャルプランナー)の資格ですが、不動産業界に転職する際に役立つ資格なのでしょうか?
本記事では、不動産業界への転職とFPについて解説していきたいと思います。
目次
不動産業界への転職を考えている方が、不動産業の資格として一番に思い浮かべるのは宅建士ではないでしょうか。
確かに、宅建士は不動産仲介を行うにあたり、必ず事務所に一定人数以上配置しないといけなかったり、重要事項説明の際に必要だったりと、非常に重要な資格です。
一方、FPはそうした、不動産業における独占業務(資格を有する者でなければ携わることを禁じられている業務)はありませんが、不動産を扱う際には大きなお金が動くということもあり、FPで学ぶ内容は不動産業務においても非常に役立つものが多くなっています。
FPはファイナンシャルプランナーのことで、お金の専門家だと考えるとよいです。
FPの勉強では、以下6つの分野をそれぞれ勉強していくことになります。
FPの分野の中に「不動産」の項目が入っているのはもちろん、不動産購入前にはライフプランニングをすると効果的ですし、金融資産として不動産を扱ったり、不動産投資を提案したりする業務に従事することもあるでしょう。
その他、不動産売却時にかかる税金や、不動産購入前に加入する火災保険や団体信用生命保険、将来の相続の問題など、いずれにおいても不動産が大きく関わる分野だということができます。
不動産業界に転職するにあたり、FPの資格は役立つことをお伝えしましたが、取得しておくべき資格なのでしょうか?
この点、資格を取得すればプラスに働くこともあるでしょうが、絶対に取得しておくべきだとまではいえません。
というのも、不動産を提案するにあたって、ライフプランニングなどが必要な場合は、外部の専門会社に所属するFPの方に依頼すればよい、といえるからです。
やはり、FPの資格を保有して不動産業務に従事している人と、専門会社に所属しているFPとでは専門分野に関する知識量が違います。
また、利用者としても第三者の立場から客観的なアドバイスを貰った方が納得しやすいもの。
所属している不動産会社がFPと提携しているのであれば、営業がうまくいくよう協力してくれるはずです。
そうした提携FPがいないのであれば、会社に提携先を探してもらうよう、お願いするのもよいでしょう。
とはいえ、もちろんFPを取得しておけば、お客様への提案時にその資格を生かせることは間違いありません。
賃貸仲介や売買仲介、不動産投資など営業職であれば広く業務に活かすことができます。
FPの知識が業務に役立つことはお伝えしましたが、取得しておくことで書類選考や面接が有利になることはあるのでしょうか?
結論からいうと、FP取得はプラスに働くことはあるでしょう。
営業職として働いていると、実際にお金のことを扱う機会は多いでしょうから、面接官もそのことは理解しているはずです。
宅建士ほどではありませんが、PRの材料にはなるといえます。
不動産業界への転職時に、資格をPRするのであれば2級を取得しておくのがおすすめです。
FPには3級、2級、1級がありますが、このうち3級の合格率は50~70%と高く、資格を保有しているからといって知識を持っていることの証明にはなりづらいです。
一方、FP2級の合格率は40%程度。
金融機関によっては管理職にあがるための必要条件としているケースもあり、十分にアピールできるレベルだといえます。
もちろん、FP1級になればより専門的な知識を学べますが、合格率は10%程度。
費用対効果を考えるとあまりおすすめできません。
不動産業界への転職を考えている方に向けて、FP資格取得の是非についてお伝えしました。
不動産業界の営業職における資格としては、やはり独占業務のである宅建士の需要が高いですが、FPはそれに次いで需要の高い資格だといってもよいでしょう。
興味のある方は、一度参考書を覗くなどしてみてはいかがでしょうか。
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