コラム:嫁ブロックとは?原因と対策を紹介
投稿日 : 2020.03.12
結婚をしている方の中には、転職活動の最中に奥さんから転職を反対された、いわゆる「嫁ブロック」の経験のある方もいるかもしれません。夫婦によっては転職が原因で夫婦関係が冷え込んだり、離婚の危機にまで発展してしまったケースもあります。しかし、転職は夫婦がお互いのことを理解するチャンスにすることもできるのです。
この記事では、嫁ブロックがなぜ起きるのか、嫁ブロックを解決して夫婦の絆を強める方法を紹介します。転職を検討している既婚者の方は参考にしてください。
目次
嫁ブロックとは、もともと転職エージェントや企業の採用担当者が使っていた業界用語で、奥さんによって転職が阻止されることを言います。最近では一般的に認知度が高まってきており、転職する方にも浸透してきました。特に夫のポジションや収入が高い家庭に起きるケースが多く、それは専業主婦でも共働きでも変わりません。頑張って内定を得たにも関わらず、嫁ブロックによって内定を辞退するケースもあり、転職の大きな壁になることもあります。
奥さんが夫の転職を反対する理由は、基本的には生活の変化による不安からです。どのような変化に不安を感じているのか見ていきましょう。
嫁ブロックの最も大きな原因が収入の変化でしょう。転職によって収入が下がることは珍しくありません。生活水準を下げることにもなりますし、家計のやりくりは奥さんの負担になります。特に子供がいる夫婦にとっては、子育ての計画にも大きな影響が出ることでしょう。
数字として目に見えにくいですが、企業によっては福利厚生の恩恵を多く受け取っている家庭もあります。収入は変わらなくても住宅手当や家族手当がなくなることで、結果的に経済的な負担が大きくなることもあるのです。社食がない会社に転職することで、昼食代がかさんだり、奥さんが弁当を作る負担を背負うことにもなりかねません。
会社が変われば働き方も変わります。場合によっては残業や休日出勤が増えることも想定しなければいけません。家にいる時間が減れば、それだけ奥さんの家事の負担が増えることになります。また勤務地が遠くなれば、引っ越しなども検討しなければいけません。時間をかけて家から通うにしても、体調や健康を気遣って反対されるケースもあります。
奥さんによっては規模の小さな会社への転職に不安を感じる方もいます。倒産やリストラの憂き目にあわないか、経営不振で給料カットにならないかなど、さまざま憶測をしてしまうのです。場合によっては夫が務める会社の規模や知名度を、自分のステータスにしている奥さんもいます。
嫁ブロックを無視して転職を強行した場合、夫婦の関係にヒビが入ることは想像に難くありません。自分でいい選択をしている自信があっても、嫁ブロックへのケアは欠かせないでしょう。どのような対策があるのか紹介していきます。
既に嫁ブロックに合っている方は、奥さんがなぜ転職に反対するのか耳を傾けましょう。場合によっては奥さんが勝手なイメージで反対していることもあり、しっかり説明すれば不安が解消されることもあります。
実際に収入が下がったり、勤務地が遠くなるなどの事項が決まっているのであれば、できるだけ奥さんに負担がかからないようなプランを考えて提案しましょう。奥さんの家事の負担を減らしたり、家計のやりくりも考えたりして、できるだけ奥さんの反対理由を一つずつ潰していきます。
嫁ブロックの最大の対策は、奥さんを味方につけることです。奥さんが転職を反対する背景には「家族にとって重要なことなのに、相談もなく転職活動をされた」という気持ちが多分にあります。この気持ちが強いと、どんなに説得をしてもしこりが残ってしまいます。そのため、転職活動を始める際に奥さんに相談して、奥さんの希望も転職活動に取り入れるのがおすすめです。
最もいい対策方法は、奥さんに転職の味方になってもらうことです。一緒に転職活動を進めていけば、どんな結果になっても応援してもらえるでしょう。例えば奥さんに面接官になってもらって面接の練習をしたり、自己分析を奥さんと一緒に行うなどの方法があります。
奥さんに転職活動を手伝ってもらうには、普段からよくコミュニケーションをとり、仕事の相談ができる関係性を築いていることが重要です。転職活動を機会に夫婦のコミュニケーションなどを見直せば、夫婦の絆をより強くすることもできるでしょう。
転職は自分だけでなく、家族の生活にも大きな影響を与えるイベントです。自分の希望や条件だけで転職先を探すのではなく、家族の負担や希望も考えながら慎重に進めなければいけません。いつか転職活動をするときのために、普段から夫婦の関係を良好にしておくことが一番重要です。
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