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コラム:働くママのキャリアを狭める「マミートラック」。その問題と対応策とは

投稿日 : 2020.06.05

働くママのキャリアを狭める「マミートラック」。その問題と対応策とは

働くママのキャリアを狭める「マミートラック」。その問題と対応策とは

 

 

最近では出産後に職場に戻る女性が増えています。しかし、職場に戻って仕事をすることと、キャリアを積み重ねることは別の話。職場には戻ったものの、昇進や昇格とは縁遠いキャリアコースに載せられる「マミートラック」が問題になっています。

この記事では、マミートラックについてその意味や実態、対処法などを紹介していきます。出産後もやりがいを持って働きたい方は参考にしてください。

マミートラックとは

マミートラックとは、子供を持ち働く女性が仕事と子育ての両立はできるものの、昇進や昇格とは縁遠いキャリアコースに乗せられることを指します。「マミー」とは「お母さん」を指し、「トラック」は陸上競技場などの競走路を意味します。海外では出世コースのことを「ファストトラック」といいますが、その対義語的に使われる言葉となります。

マミートラックという言葉は、1988年にアメリカで生まれました。当時のアメリカは育児と仕事を両立するための企業の体制が整っていなかったため、子供の体調不良で急に休まなければならない時は、他の社員がフォローに振り回されていました。そこでキャリアを優先して「ファストトラック」に乗る人と、子育てをしながら働く「マミートラック」に乗る人に分けたのが始まりです。

マミートラックにおける問題

もともとは出産後も無理なく働けるように作られた「マミートラック」ですが、結果的に女性の働く意欲を奪っているケースもあるのです。どのような問題が起こっているのか見ていきましょう。

昇進が難しくなる

産休・育休前にどれだけ仕事で活躍していても、フルタイムではない限り昇進は厳しいと言われるケースは少なくありません。昇進が決まっていたにも関わらず、妊娠が分かった途端に昇進の話がなくなることもあれば、管理職から職位が下がることも実際に起きている問題です。

簡単な仕事しか任せてもらえない

出産後に職場復帰をしても、子供を迎えにいかなければならないなどの理由で、以前と同じようには働けません。そのような理由から重要な仕事を任せてもらえなくなり、資料作成などの軽い作業ばかりに割り振られるようになってしまいます。

モチベーションが上がらずに退職することにも

キャリアアップを目指していた女性であればなおさら、軽い仕事ばかりを任される状況にモチベーションが下がってしまうこともあります。その結果退職することになっても、育児をしながらの転職活動は簡単ではありません。退職されることで、企業にも大きな損害が生じるでしょう。

マミートラックの問題を解消する方法

マミートラックの問題は女性ひとりで解決できるものではありません。どんなに仕事を頑張りたくても、育児に時間と体力を奪われていては以前のように働くのは難しいでしょう。そのため、周りの理解と協力を得るのが、問題解決に最も近い方法となります。

女性同士のコミュニティを活かす

マミートラックを脱出する手段として、女性同士のコミュニティを設けることは非常に有効です。育児中のママはもちろん、これから「働くママ」になる若手の社員や、育児が落ち着いた社員など、多様な女性同士で円滑にコミュニケーションをとれることが望ましいでしょう。様々な人の知識や体験を共有することで、自分ひとりでは知り得ない情報やアイディアを出すことができます。また、会社側も社員一人の悩みであれば聞いてもらえないかもしれませんが、複数名の共通の悩みであれば無視するわけにはいきません。

男性社員の理解を深める

マミートラックに対応するには、男性社員からの理解を深めることは必要不可欠です。男性社員の中には、優しさのつもりで「仕事は男性にまかせて育児に集中して欲しい」と思っている方も少なくありません。また、男性は女性がどれだけ大変かわからないために、どれくらいの負担をかけてよいか分からず戸惑っているケースもあるのです。男性社員ともしっかりコミュニケーションをとり、「こんなキャリアを望んでいる」「これくらいの仕事なら大丈夫」ということを共通理解として持つことが重要です。

家族の理解を得る

子育てとキャリアを両立するには、家族の協力は必要不可欠です。家事や育児の負担の一部を旦那さんに負ってもらうだけで、働き方は大きく変わるでしょう。週に何度か子供の送り迎えをしてもらうだけで、残業できる日も作れるはずです。最近では男性が育休をとるケースも増えているので、うまく制度を活用しましょう。

働き方を整える

今の会社の制度では、育児とキャリアを両立できない場合には、新しく制度を整えることも考えなければいけません。例えば、リモートワークが認められるだけでも、働き方は大きく変わります。子供の送り迎えで早く会社を出なければいけない日も、家で仕事ができれば周りに迷惑をかけずに働けます。どんな制度が必要なのか、会社と協議してみましょう。

 

 

 

企業は海外に比べて女性の管理職率が低いなど、女性のキャリアにおいて後進国だと言えます。しかし、女性が働きやすい環境を整えようとしている会社は徐々に増えていることも事実です。ただし、会社も女性が何を望んでいるか分からず戸惑っているケースもあるため、女性側も会社としっかりコミュニケーションをとっていくことが必要と言えるでしょう。

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