コラム:面接時に守りたい最低限のマナー!受付からお礼のメールまで
投稿日 : 2019.07.22
面接に臨むに当たり、「どの質問にどのように答えるか」を対策している人は多いと思いますが、それと同じくらい大事で、対策を怠りがちなのがマナーです。自分でも気づかないうちにマナー違反をしていることもあるので、直しにくというのも難点です。
面接でのマナーが悪ければ、どんなに優秀な人材であったとしても、社会人として不適格と判断され、不採用になってしまう可能性があります。
今回は、受付から退出するまでのマナーを紹介します。他にも気をつけたいマナーはありますが、ここで紹介している最低限のことは、できるようにしておいてください。
目次
面接は受付の時点から始まっています。受付から入室までのマナーを見ていきましょう。
面接場所に15分ほど前に到着できるよう、事前に電車の乗り換えや駅からの距離を調べておきます。余裕を持ったスケジュールにすることで、電車が遅延したり道に迷っても焦らずに済みます。
15分前に着いたら、建物の外で身だしなみを整えます。冬は建物に入る前にコートを脱いでおきましょう。10分〜5分前までに建物に入り、受付で面接担当者を呼び出してもらいます。
なお、10分以上前に受付をしてしまうと、担当者の準備がまだできていないこともあります。相手を慌てさせることのないよう、配慮をすることも必要です。
建物に入る前に携帯電話の電源をOFFにしておきましょう。マナーモードではなくOFFにするのがおすすめです。マナーモードにしておけば面接官には気づかないかもしれませんが、自分が焦ってしまうからです。面接中にできるだけ予定外のことが起きないように、携帯はOFFにしてから建物に入りましょう。
名前を呼ばれたら、扉をノックをします。『どうぞ』と言われてからドアを開けます。応答がない場合には再度ノックし、さらに応答がなければ『失礼します』といって入室します。
この際、扉はしっかりと後ろを向いて閉めてください。間違っても後ろ手(顔と体は前を向いたまま、手だけで扉を閉めること)で閉めないようにしましょう。
席に案内されたら、まずは席の横にたちます。間違っても、いきなり座ったり鞄を置いたりしないでください。
もし。誰もいない部屋に通された場合は下座(出入り口の近い側)の席の横に立って待ちます。着席を促されたら『本日はよろしくお願いします』と一例して、席に着きます。
*上座に案内された場合は断らずに、「失礼いたします」といって席に座るのがマナーです
面接中も、質問に答えてさえいればいいわけではありません。話す姿勢や聞く姿勢など、常に「見られている」ことを意識するようにしましょう。
背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして座りましょう。手は膝の上に置いておくのが自然です。話す際に多少の身振り手振りをするのはいいですが、あまり大げさにならないように気をつけてください。
面接中は相手の目をしっかり見て話しましょう。目を見ると緊張してしまうという方は、顔の向こうの壁に意識を集中しましょう。間違っても下をむいて話してはいけません。
話す際にはできるだけ笑顔で話しましょう。姿勢良く笑顔で話すことで見た目の印象がよくなるだけでなく、声の通りが良くなり相手が聞きやすくなるという利点があります。
緊張してしまうと、相手の話し終わりに被せて話し始めてしまう方もいます。自分では相手の話を聞いているつもりでも、相手に話を聞いていない印象を与えてしまいます。相手が話し終えたあと、一呼吸おいてから話すように心がけましょう。
面接が終わっても、気を抜いてはいけません。家に帰って、お礼メールを送り終わるまでが「面接」だと心得ておきましょう。
面接が終わったら、いきなり出口に向かうのではなく、席の横に立ち「ありがとうございました」とお礼を述べます。名刺をいただいた場合には、最後に「頂戴いたします」と言って名刺入れにしまいましょう。
ドアの前でもう一度「ありがとうございました」と言いながら一礼して、静かにドアを空けて外に出ます。
エレベーターまで見送っていただいた際は、エレベーターの扉が閉まるまで頭を下げます。別れた後の気を抜いた姿を応募先企業の社員に見られている可能性もあるので、建物を出るまでは集中力を切らさないようにしましょう。
家に着いたら、名刺のアドレスに書いてあるアドレスにお礼のメールを送りましょう。名刺をいただかなかった場合は、やりとりをしていた担当者または、転職サイトのメッセージ機能などを使って、メールを送ります。
お礼メールを送るかどうかで面接の結果が変わるわけではありませんが、意欲の高さを伝えることはできます。なお、定型文を長く書くよりも、短くてもいいので「創業時のお話をお聞きできて、勉強になりました」など、面接の感想を添えた方が効果的です。
面接時に気をつけるマナーは多いように感じるかも知れませんが、いずれも社会人として働く上に当たり前のマナーばかりです。働き始めてからもそのまま使えるので、ぜひこの機会に、身につけておきましょう。
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