コラム:転職に失敗した人は4人に1人?転職後にギャップを感じた理由とは
投稿日 : 2019.08.21
転職活動では、転職先に関する情報収集が大切です。
情報収集を怠ったばかりに転職後に失敗したと感じる方は意外と多いもの。
本記事では、「転職に失敗したと感じている人」がどのくらいいるのかをデータを交えてお伝えすると共に、転職後にギャップを感じた理由をご紹介していきます。
目次
終身雇用制度が崩壊し、昨今では、転職が当たり前になりつつあります。とはいっても、ほとんどの方にとって転職はそう何度も経験するものではありません。
人生においても、生涯のキャリアにおいても重要となる転職ですが、残念なことに転職に失敗したと感じている人の割合は存外に多いようです。
転職会議のデータによると、転職先全体の4人に1人が転職に失敗したと感じています。
上記データは、転職先に勤務してから2年以内の人を対象に直近の転職の満足度を聞いたもので、内訳は以下のようになっています。
参考:転職会議Report
また、同データによると転職に失敗したと感じている方のうち、転職後にギャップを感じた理由として以下の理由を挙げています。
・人間関係:53%
・労働環境:47%
・待遇:46%
参考:転職会議Report
待遇に関しては、事前に求人票を確認したり、面接で質問したりすることで、大きなギャップを感じることは少なくなります。
一方、人間関係や労働環境については求人票では調べられません。
そこで活用したいのが、口コミサイトです。
口コミサイトに投稿されている情報がすべて正しいとは限りませんが、実際に働いたことのある社員の投稿を調べておくことで、「想像とぜんぜん違っていた…」という事態を防げます。
ここからは、転職でよくある失敗のパターンを体験談を交えてご紹介していきたいと思います。
まずは思っていた仕事と違ったというパターンです。
転職前に、転職先での仕事について100%理解することはできません。
企業側も、転職前にはポジティブな側面しかいわないことが多い点にも注意が必要です。
どんな仕事があるのかをよく調べず何となく目に留まった会社に応募し、内定。今ではもっと別の仕事に就けば良かったと思っている。(女性/31歳/医療・福祉)
マイナビ転職
経理として採用されたのですが、入社後すぐに総務の仕事も任されてしまいました。転職した直後ということもあり、断れずに引き受けてしまいました。今では当然のように総務の仕事も担当しています。確かに、面接の時「経理以外はやらない」と伝えたわけではないのですが、戸惑っています…。
doda
次は、内定時に聞いていた条件と違ったというパターン。
給与など、求人票に記載されている内容と実際の労働条件が違っていた、というパターンです。
これを防ぐためには、内定をもらった後、入社するまでの間に労働条件通知書をチェックするとよいでしょう。
働き始めてみると、求人票に書いてある内容と大きく違うところがあり、収入も減る一方だった。 (男性/29歳/クリエイティブ)
マイナビ転職
会社の知名度が高かったり人気があったりすることを理由に転職してしまい失敗したと感じている方も多いようです。
正直、扱っている商品や業界には全く興味がありませんでしたが、誰もが知る有名企業ですし、勤続年数に従ってどんどん給料が上がっていく会社だったんです。思わず、気持ちが揺らいで入社を決めました。
@type
就職活動中には、自分をポジティブにアピールすることは大切なことですが、必要以上に自分を大きくみせてしまい、採用後にうまく活躍できないというケースです。
未経験の仕事でステップアップを図ろうとしたが、準備不足・勉強不足が原因で人間関係が悪くなった。(男性/39歳/広告)
マイナビ転職
ベンチャー企業で3年間働き、ある程度自分の裁量で仕事ができるようになったので、今度は大企業の中でチャレンジしたいと思ったんです。対人印象が良いほうで、大企業の顔になるのがあこがれでした。そのためなら何でもやれると思い、事業の立ち上げなど未経験の分野も「できる」と答えて、結果、内定をもらいました。しかし実際にやってみるとなかなかうまくいかなくて…。
doda
給与など条件は満たされていても、社風が合わないと不満が募っていってしまいます。
仕事内容や給与など条件に満足して転職しました。でも、いざ働いてみると、社風が合わなくて…。目標達成の数値を壁に貼り出したり、毎日朝礼で企業理念を唱和したりという風習に対して、戸惑いを隠せません。今まで穏やかな会社にいたからでしょうか。社内のこうした熱さになじめる自信がなく、もう一度自分に合った会社を探すことにしました…
doda
同じ業界や似たような仕事であっても、会社が変われば仕事の内容ややり方が大きく変わることがあります。
洋服の接客販売からの転職でした。前職では、お客さまに似合う服を積極的に提案するなど、売り上げにも貢献しました。そういうコミュニケーション力を武器に、いろいろな人に自分から提案できる法人向け新規の営業がしたくて転職しました。でも、お客さまの笑顔は見られないし、上司からは「売り上げ伸ばせ」とプレッシャーばかり。 正直、もうキツくなってきました…。
doda
やりたいことを重視して転職した結果、転職後の勉強が大変だったり、適性がなかったりしたケースです。
「楽しくて、収入も良い」と言っていた友達にあこがれて、同じ職種に転職したのですが思っていたよりもハードでついていけそうにありません。もう一度転職したいのですが…。
doda
給与面や待遇面を重視して転職先を決めた結果、やりがいなど本来の転職の目的を達成できないケースです。
現在の仕事内容に満足できず、「やりがい」を求めて転職を決意。しかし、面接で希望と違う職種を薦められました。提示された待遇のよさに魅力を感じ、そのまま入社することに…。給料はいいのですが、仕事内容にやりがいを感じられず、本来の目的を達成できませんでした。今よりも給与は下がっていいので、もう一度転職をしようと思っています。
doda
転職活動に失敗したと感じている方が4人に1人というデータを見ましたが、失敗したと感じる理由には似たような特徴があることが分かります。
本記事でご紹介した体験談を参考に、自分の転職活動においては同じ失敗をしないよう教訓にしていただければと思います。
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