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コラム:未経験歓迎の本当の意味|未経験でも転職成功しやすい業界と職種は?

投稿日 : 2019.08.01

未経験歓迎の本当の意味|未経験でも転職成功しやすい業界と職種は?

求人広告でよく見かける「未経験歓迎」の文字。新しい仕事に挑戦してみたい方にとっては嬉しい謳い文句ですが、未経験=誰でもいいわけではないことをご存知でしたでしょうか。

また、企業がわざわざ未経験者を採用するには理由があります。その理由を理解しておくことで、転職成功の確率はぐっと高まります。

そこで、今回は未経験歓迎の意味と、未経験者が採用されやすい&転職成功しやすい業界・職種をご紹介いたします。

「未経験歓迎」には3つの種類がある

まずは「未経験歓迎」にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

完全な未経験者

多くの人がイメージしているのが、これではないでしょうか。たとえば、飲食店の調理スタッフをしている方が、保険の営業に転職するようなことで、業界も仕事内容もまったく別ジャンルの人でも歓迎しますよ、という意味です。

「新しいチャレンジ」と言えば聞こえはいいですが、それ相応の理由がない限り企業も採用しませんし、実際に転職してから覚えることがたくさんあるなど、ハードルはとても高いです。

業界未経験者

別の業界で同じ職種をしていた人を募集したいケースです。たとえば、「保険」の営業をしていた方が、「不動産」の営業に転職することを指します。

不動産業界は未経験でも、営業という仕事は経験しています。業界知識はなくても、仕事の流れや役割は理解していることから、他の2つの未経験に比べて比較的採用のハードルは低くなります。

職種未経験者

同じ業界での経験はあるけれども。まったく別の仕事をしていたというパターンです。たとえば不動産業界で「経理」をしてきた方が、不動産の「営業」に転職することを指します。

営業に関しては未経験でも、不動産業界のことについては詳しいので、完全な未経験者よりはハードルが低くなります。ただし、仕事のスキルに関してはゼロから身につけるため、「業界未経験者」よりも転職のハードルは高くなります。

企業が未経験者を募集する理由

なぜ企業は、あえて未経験者を募集するのでしょうか?その理由を探ってみたいと思います。

斬新なアイデアを求めている

似たような仕事をしてきた人よりも、これまでまったく違う仕事をしてきた人の方が思いもよらないアイデアを出してくれる場合があります。

たとえば、飲食業界では当たり前にやっている施策を、アパレル業界ではやっていないかもしれません。完全に新しいアイデアでなくとも、違う業界での経験から提案できることは意外と多いものです。

こうした意図がある場合には、業界未経験者が求められる傾向にあります。

初心者でもできる仕事だから

仕事の内容が初心者でもできる場合です。一見ハードルが低く見えますが、初心者でもできる仕事なので、経験を積んでも待遇がよくならないケースが多いです。また、間口が広いため、自然とライバルも多くなります。

経験者を募集すると応募が集まらない

本当は経験者がほしいけど、採用できないので仕方なく未経験者を募集しているケースです。経験者を集めるより、未経験者を採用して育てた方がコストが低いと判断した場合にこうしたことが起こります。

未経験の求職者にとってはチャンスだと言えますが、中には「本当は経験者がほしい」「応募ゼロは人事として困るからハードルを下げているだけ」という可能性もあるので、面接時にどんな人が求められているのかをしっかりと確認することが必要です。

未経験者が転職成功しやすい業界

続いて、どのような業界が未経験でも転職がしやすいのか見ていきましょう。

不動産

不動産業界の営業職では、入社時に特別な専門知識やスキル、経験を求められることはあまりありません。入社後に身につけなくてはならないことは多いですが、それも仕事を通して覚えていけばいいため、採用に高いハードルを設けている会社は少ないようです。

飲食、小売

飲食店や小売店も、未経験で転職しやすい業界のひとつです。知識よりも「見て覚える」「やっていくうちに慣れていく」要素の多い仕事だからでしょう。

ただし、厨房で料理を作る「調理スタッフ」や店長クラス以上の募集の場合には、経験者を求めるケースが多くなります。

物流

物流業界での仕事は主に、倉庫内作業とドライバーがあります。慢性的な人手不足から、未経験者を育てる方向性に切り替えている会社が増えています。

未経験者が転職成功しやすい職種

営業

営業が転職しやすい仕事である理由のひとつは、どの企業でも必要不可欠な仕事だからです。中には高度な専門知識や長い経験が必要なケースもありますが、ほとんどの場合は、やってみて、失敗や成功を繰り返しながら仕事を覚え、成長することで成果を出せるようになっていきます。

そのため、採用や入社の時点では経験を求めない会社が比較的多くなっています。

販売

優秀な販売員になるには経験が必要ですが、マニュアルがあれば最低限の仕事はできます。そのため、未経験者でもよしとしている会社が多いです。

挑戦するハードルは低いですが、成果を出すには他の仕事と同様に、努力をしたり、工夫をしたりする必要があります。

ドライバー

ドライバーの就業人口は2006年を境に減り続けており、さらにドライバーの15%が60歳以上の高齢者となっています。人手不足はかなり深刻で、2028年にはトラックドライバーが28万人不足すると言われています。

「物流」の項目でもお伝えした通り、これまで経験者しか募集していなかった会社でも、ドライバーの養成制度や大型免許を取得する費用を負担するなどして、未経験者を採用して育成する企業が増えてきています。

未経験歓迎も「職種」なのか「業界」なのかを考えると、転職活動の戦略も変わってきます。業界ではなく仕事の経験を軸に探してみると、可能性を広げられたり、転職が成功する可能性が高くなるかもしれません。

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