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コラム:キャリアの幅を広げる「パラレルキャリア」とは。副業との違いや始め方を紹介

投稿日 : 2020.06.05

キャリアの幅を広げる「パラレルキャリア」とは。副業との違いや始め方を紹介

キャリアの幅を広げる「パラレルキャリア」とは。副業との違いや始め方を紹介

新卒で入った会社で定年まで勤め上げる「生涯雇用」が崩壊しつつある今、自分のキャリアは自分で考えて積み上げていかなければなりません。そんな中で注目を集めているのが「パラレルキャリア」という考え方です。「本業以外の仕事をする」ことを指す言葉ですが、いわゆる「副業」や「複業」とは真に意味するところは異なります。

この記事ではパラレルキャリアについて、その意味とキャリア形成にどう活かすのかを紹介します。キャリアに悩んでいる方は参考にしてください。

パラレルキャリアとは

パラレルキャリアとは、もともと経営学者P.F.ドラッカーの著書「明日を支配するもの-21世紀のマネジメント革命」内で提唱された、これからの社会での働き方・生き方についての考え方です。パラレルとは「並行」を意味しており、パラレルキャリアとは「複数のキャリアを並行して身につける」という意味になります。著書では「本業を持ちながら、第二のキャリアを形成すること」とまとめられており、第二のキャリアには仕事に留まらずボランティア活動や自営活動など幅広いキャリアが含まれています。

最近、日本でも「副業」や「複業」が流行っていますが、収入目的のそれらの活動とは違い、パラレルキャリアは主にスキルアップや視野の拡大など、自己投資が第一の目的です。そのため収入にならないボランティアをして視野を広げることや、収入が入るか分からずとも自分で事業を行ってみることも重要となります。

パラレルキャリアを行うメリット

パラレルキャリアを行うことで、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

視野が広がり、柔軟性が身につく

同じ仕事を続けていくと、いい意味でも悪い意味でも「慣れ」が生じます。仕事に慣れることで作業効率はアップしますが、新たな発見や成長のチャンスを阻害することにもなりかねません。本業以外の仕事をすることで刺激を得られれば、やり慣れた仕事にも新しい発見があるかもしれません。本業以外の仕事が本業にいい影響を与えるケースは十分に有り得ることです。

マネジメント力が向上する

パラレルキャリアをしていると、普段出会わないような方とも一緒に活動をする機会があります。考え方や常識が異なる人々と触れ合うことで、様々な発見にも繋がり、バックグラウンドの違う人々と働くことでコミュニケーションが身につけられます。多様性のある組織で働くことで、マネジメント能力を磨けることでしょう。

セルフマネジメント力が身につく

パラレルキャリアは本業以外に仕事をするので、時間も体力も消費します。本業とパラレルキャリアを両立するには、時間管理はもちろん、長く働いても体力を崩さないよう自己管理能力も求められるのです。パラレルキャリアでセルフマネジメントができるようになれば、本業の生産性もアップさせられるでしょう。

パラレルキャリアを始めるにあたっての注意点

様々なメリットのあるパラレルキャリアですが、始めるにあたって注意しなければならないこともいくつかあります。

本業に支障をきたさない

パラレルキャリアの大前提は「本業に支障をきたさないこと」です。どんなに素晴らしい活動をしていても、そちらに偏って本業でミスをしたり、集中力を欠いているようであれば、バランスを見直すべきでしょう。パラレルキャリアは本業に還元されるべき活動であり、本業に悪影響をきたしていては本末転倒です。

本業に支障をきたさないために小さく始める

パラレルキャリアを始める時はやる気にあふれているため、どうしても活動を大きく始めがちです。しかし、慣れないうちは予想以上に体力を奪われ、結果的に本業に支障をきたすことになってしまうでしょう。そうならないためにも最初は小さく始めて、慣れてきたら徐々に活動量を増やしていくことが重要です。

パラレルキャリアを始める3ステップ

パラレルキャリアをやってみたいけど、何から始めていいか分からない人にために、最初にやるべき3ステップを紹介します。

自分が本当にやりたいことを書き出してみる

まずは自分がやってみたいことを書き出してみましょう。この時、本当にノートに書いてみることが重要です。頭で思い描いていても、実際に書いてみるとそんなにやりたいことではないことがよくあります。また、この時はできるだけ自分に制限をかけずに考えてみましょう。「お金や時間がない」「誰もやったことがないからできない」などといった成約に囚われずに書き出してみます。

「本当はやりたくないこと」を排除する

やりたいことを書き出したら、「本当はやりたくないこと」が含まれてないか見直してみましょう。例えば、「みんなにかっこいいと思われたい」とか「儲かりそう」という理由であれば、本当にやりたいことではないかもしれません。実際にやっている姿を思い浮かべてワクワクするものかどうか吟味してみましょう。

形から入ってみる

パラレルキャリアを楽しむためのコツとして形から入るのもおすすめです。何か活動を始める前から肩書きを作ったり、名刺やホームページを作ってみるのもいいでしょう。名刺を作って配れば、自然と「なにか活動しなきゃ」と背中を押してくれるはずです。

 

 

パラレルキャリアは自分の世界を広げるのにとても有効な手段です。「今の仕事は何か物足りない」と感じる方は、自分が満たされる活動を始めてみましょう。自分が本当は何をしたいのか見直す、いいきっかけにもなるはずです。

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