コラム:用地仕入れ営業のやりがいとは?働き方と合わせて解説
投稿日 : 2019.04.19
用地仕入れ営業は、数ある不動産関係の営業職の中でも珍しく、基本的には個人のお客様を相手にしないお仕事です。
営業先は地主さんや不動産会社の担当者などで、個人のお客様と比べると不動産に関する知識が豊富であることが特徴の一つです。
本記事では、用地仕入れ営業について仕事内容や向いている人、必要な知識や経験、残業の有無や休日等について解説していきます。
目次
用地仕入れとは、不動産会社が販売するための土地を仕入れる仕事で、仕入れた土地は建売住宅やアパート・マンションを建てるなどして運用されます。
用地仕入れ営業の一般的な仕事の流れは以下の通りです。
用地仕入れ営業では、最初に地主さんや不動産会社を相手によい土地はないか情報収集を行います。
土地は採算が取れれば造成工事することもあるため、現時点では価値のない土地でも造成することで魅力的な土地に造ることもあります。
そうしたことを前提に情報収集や現地調査を繰り返し、いざよい土地が見つかったら地主や不動産会社と売買契約を締結し、土地を仕入れます。
なお、土地だけでなく、マンションや一戸建てを仕入れてリノベーションしたり、建物を解体して再建築したりするケースもあります。
用地仕入れは、不動産会社の仕事の入り口にあたる部分です。ここがうまく行けば、不動産を販売する部門は楽をすることができますし、会社も大きく利益を伸ばすことができます。
一方で、ローンを組んで土地を仕入れたような場合、長く売れなければ資金がショートしてしまう可能性もあります。
多額のお金を使って土地を仕入れる、いわば会社経営に近い仕事で、プレッシャーもありますがその分やりがいも大きいでしょう。
用地仕入れ営業は、仕入れる土地の規模が大きい場合は複数の地権者が絡み合うため、権利問題等にも十分注意しなければなりなせん。
それだけ法律的な知識や経験が必要とされますし、場合によっては「数千万円~数億円で仕入れた土地が活用できない」といったことも有り得ます。
先述の通り、取り扱う土地によっては非常に大きなプレッシャーがかかることでしょう。
とはいえ、入社間もないことからそのような大きな物件の取り扱いを任されることは基本的にはありません。
小さな不動産会社だと、社長自ら用地仕入れを担当したり、営業責任者が販売と兼務して用地仕入れに取り組んでいたりするケースもあります。
用地仕入れ営業になるには特別な知識や経験が必要なのでしょうか?
用地仕入れ営業は不動産に関する全般的な知識が求められますが、未経験からの入社も可能です。
入社前から不動産知識や建築の知識があると仕事に活かすことができますが、なくとも仕事をしながら覚えていけます。
会社によっては、過去の開発経験や用地仕入れに関するコンサル会社勤務経験などを求める場合もあります。
用地仕入れ営業に向いている人としては、会社経営感覚のある人だと言えます。
用地仕入れは「いくらで仕入れて、造成にどのくらいの費用をかけ、いくらで売る」といった計算を行っていく必要があるからです。
商売の基本ではありますが、不動産の場合、動く金額が大きいためより緻密に計画を立てていく必要があるでしょう。
その他、「不動産が好きな人」等も用地仕入れ営業に向いていると言えます。
用地仕入れ営業はどのくらいお給料が貰え、また休日や残業はどのようになっているのでしょうか。
DODAの平均年収ランキング(https://doda.jp/guide/heikin/gyousyu/)によると、ディベロッパーの平均年収は454万円となっています。
売買仲介営業など他の不動産系の職種と比べて高めの平均年収となっていますが、高水準の不動産知識が求められることが要因だと言えるでしょう。
なお、大企業、中小企業、有名企業に分類した時の入社時の月給を調べてみると、以下のようになりました。
用地仕入れ営業は個人のお客様相手の仕事ではないため、不動産営業としては珍しく土日お休みが基本です。
用地仕入れの交渉は長期間かけて行っていくことが多く、売買契約の前後では忙しくなりますが、それ以外の時期の残業は多くないのが一般的です。
用地仕入れ営業は、不動産会社の仕事全体の入り口にあたる非常に重要な仕事で、やりがいは大きいと言えます。
一方で、個人のお客様を相手にする仕事ではないため、不動産営業職としては珍しく土日休みの会社が多くなっています。
事業拡大に伴い、リビン・テクノロジーズの新卒採用・中途採用強化中!
/営業・企画営業/WEBサイト・インターネットサービス関連職/ インフラエンジニア/WEBデザイナー/
マーケティング・企画・宣伝/オペレーター・アポインター/コールセンター管理・運営/
様々なご応募お待ちしております。