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コラム:パワービルダーへの転職はおすすめできる?パワービルダーについて解説

投稿日 : 2020.02.03

パワービルダーへの転職はおすすめできる?パワービルダーについて解説

パワービルダーへの転職はおすすめできる?パワービルダーについて解説

住宅会社の分類として、「パワービルダー」があることをご存知でしょうか。

本記事では、パワービルダーについてその内容をお伝えするとともに、パワービルダーへの転職はおすすめできるのか、その理由など含めてお伝えしていきます。

パワービルダーとは?

パワービルダーとは、明確な定義があるわけではありませんが、一般的には床面積30坪程度の建売住宅(土地付き2階建て住宅)を2,000万円~3,000万円程度の価格で販売する業者のことを指します。

すでに完成している住宅を販売するため、営業としてもやりやすく、ハウスメーカーなど他社と競合したときも価格優位に話を進めやすいです。

単にビルダーと呼ぶこともありますが、その中でもパワービルダーは規模の大きな会社のことを指します。

パワービルダーとハウスメーカーの違い

パワービルダーに対し、ハウスメーカーは主に注文住宅を請け負っている会社だと考えるとよいでしょう。

セキスイハウスや大和ハウスなど全国規模で展開しており、各地の住宅展示場に出展している会社を指すのが一般的です。

ハウスメーカーも建売住宅を販売することがありますが、ビルダーと比べると比較的高価格のものが多くなっています。

パワービルダーと工務店の違い

一方、工務店とは年間数棟~数十棟を建てる地域の住宅会社のことで、ハウスメーカーやビルダーのように商品名のある建物を販売するというより、顧客に応じて1棟1棟オーダーメイドで建てるといったイメージが近いでしょう。

会社によりさまざまですが、家づくりがメインであり、土地探しやローンなど建物以外の部分についてはお客様に動いてもらうといった会社も少なくありません。

営業としては、過去に建ててもらったOB施主から知人や親戚の紹介を受けるなど、1人1人の顧客とより親密な付き合いをする必要があるといえます。

パワービルダーが安く住宅を提供できる理由

パワービルダーはハウスメーカーや工務店と比べて安価に住宅を提供するのが一般的ですが、なぜパワービルダーは住宅を安く提供できるのでしょうか?

規模の利益

パワービルダーは同じ部材や設備を大量に利用することで1棟あたりのコストを安く抑えています。

なお、これはハウスメーカーでも同じことです。

工期を短くしている

パワービルダーは建売住宅の販売を基本としており、事前に工期を厳しく組むことで人件費を安く抑えています。

また、自社で造成した分譲地で、複数戸を同時に施工することで、大工や基礎業者、電気工事業者、住宅設備業者など各業者が現場に入る回数を少なくし、人件費を抑えるといったことも実施しています。

これは、自社で分譲地を持つ点や、建売住宅のため、自社で工期を管理できる点など、パワービルダーならではの工夫だといえるでしょう。

必要以上の設備をつけていない

最近の住宅は高気密高断熱化が進んでおり、各社少しでもコストパフォーマンスが高く、かつ性能のよい設備を設置することに取り組んでいます。

一方、そうした競争のかいもあって、一般的な住宅設備でも十分な性能を持つものが多く用意されています。

パワービルダーの建てる建売住宅は、性能を追い求めるのではなく、必要最低限の性能を持ちつつ、かつ比較的安値で導入できるものを採用しているケースが多くなっています。

自社施工している

ハウスメーカーや工務店は大工など下請け業者に発注しているのが一般的です。

このため、下請け業者側の利益が発生してしまいます。

しかし、パワービルダーは自社施工できる体制を整えていることが多く、総体の費用を安く抑えることができるようになっています。

土地から仕入れている

パワービルダーは建売住宅の販売が主体のため、基本的に土地から仕入れて商品を販売しています。

工務店やハウスメーカーで注文住宅を建てる場合、もともと自分が持っている土地の場合は別ですが、一から買い求める場合には、別途土地費用がかかるのに加え、仲介手数料や整地費用、地盤工事費用などが発生してしまいます。

建売住宅の場合はこれらの費用が不要であるのに加え、基本的に仲介で土地を買うのより安い価格設定となっているのが一般的です。

また、別の味方をすると、パワービルダーは大規模な造成地などを手掛けることも多く、土地からの利益も得られるようになっています。

このため、建物部分の利益を多少抑えてでも、総体で利益を得られることから、他社より安く商品を提供しやすくなっているのです。

パワービルダーへの転職はおすすめ?

ハウスメーカーや工務店に転職するのと比べ、パワービルダーへ転職するのはどのような点でおすすめなのでしょうか?

営業がやりやすい

注文住宅の場合、これから建てる商品を図面上で説明しながら提案していくことになりますが、建売住宅の場合、完成した住宅を販売することになるため提案もしやすいです。

また、価格帯が抑えられていることから競合が発生しにくく、営業としてはやすやすいといえます。

こだわりの住宅は建てづらい

一方、主にすでに完成した建売住宅を販売することになるため、注文住宅のような「お客様の細かな要望を叶えた住宅」、「この世に1つしかないこだわりの住宅」を建てるといった楽しみは少ないといえます。

1棟あたりの利益は小さめ

パワービルダーの建売住宅は、価格が安く抑えられていることから、1棟あたりの利益は少なくなりがちです。

このため、一般的なハウスメーカーの注文住宅1棟分の利益を得るために、パワービルダーでは建売住宅を2棟売らないといけないということも少なくありません。

建売住宅の場合、打ち合わせの回数等も少なくできることから2倍の営業成績を挙げることは実現可能なことですが、「1家族1家族まごころをこめて対応したい」等考えている方には向かないかもしれません。

お客様に喜ばれる仕事

パワービルダーについてお伝えしました。

一般的に、パワービルダーは安く建売住宅を提供していることから、ハウスメーカー等と比べるとより多くのお客様に営業をかけないといけないといった側面があります。

一方、住宅を安く提供できていることもあり、お客様から感謝されることは多い仕事だといえるでしょう。

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