コラム:東京オリンピックの競技会場は誰がつくった?(後編)
投稿日 : 2019.06.12
前編に続き、2020年東京オリンピックで使われる競技会場についてご紹介します。
目次
都立葛西臨海公園に隣接した地域に新しく整備される施設で、カヌーの会場として利用されます。大会後は、ラフティングも楽しめるレジャー・レクリエーション施設として活用される予定です。
夢の島エリアに新しく整備される施設で、アーチェリー会場として利用される予定です。5,600人もの観客が収容できます。
都立辰巳の森海浜公園に新しく整備される施設で、スカイツリーの上部の建設にも用いられたリフトアップ工法で建設されます。競泳、飛び込み、アーティスティックスイミングの会場として利用されます。
1993年に水泳の普及振興を図り建設された施設で、オリンピックでは水球の会場として利用されます。5枚のヴォールト状の屋根は、水面に羽ばたく水鳥をイメージしており、周囲の環境と調和するような構造になっています。
建築家・槇文彦の代表作の一つ。国際展示場1-8ホールは房総半島の山並み、国際展示場9-11ホールの屋根は外房・内房の波をイメージして作られています。
「世界最高レベル」ともいわれる良質な波を求めて多くのサーファーが訪れる海岸。大会開催時には、6,000人もの観客が観戦できる仮設施設が整備されます。
約9,000席もの観客席が移動可能な珍しい構造のアリーナです。コンサートでは臨場感を出すためにあえて会場を狭くしたり、スポーツシーンではダイナミックに広く利用することも可能です。
陸上自衛隊が所有する訓練場。1964年大会でライフル射撃競技が行われた会場で、2020年も射撃競技が行われます。
80年以上の歴史を誇るゴルフ場で、東コースと西コース合わせて36ホールあります。1957年には日本初のゴルフ国際大会が開催されました。
1964年の大会時にセーリング会場として、日本で初めての競技用ハーバーとして整備された会場です。1年を通じて温和な気候で、数々のヨットレースが開催されています。
ベロはフランス語で自転車、ドロームはラテン語で競技場という意味です。シンプル・ダイナミック・軽快をテーマにした建築物で、国際自転車競技連合(UCI)規格の屋内型自転車トラック競技施設としてつくられました。
伊豆ベロドロームに隣接したMTBコース。オリンピック開催時には、自然環境を生かした全長4.1キロ、高低差約160メートルの五輪仕様のコースに生まれ変わります。
所在地:静岡県伊豆市大野1826
首都圏に一番近い国際サーキットで、国際レースに対応できる全長4,563mのコースや、国際大会を運営するのに適した最新の設備を備えています。
福島県営の野球場で、東京2020大会では野球/ソフトボール競技の一部試合が行われます。オリンピックに向け改修工事が行われており、工事の様子をライブカメラでみることができます。
横浜DeNAベイスターズの本拠地。『コミュニティボールパーク』化構想というプロジェクトで、2017年にグッドデザイン賞を受賞しています。
メガネをイメージした「デュアル・アリーナ」や、「箕(み)」(*穀物をふるって、殻やごみをふり分けるための農具)をイメージしたボウブリッジなど、建築家・原広司氏のセンスが光る建築物です。
観客席の2/3を覆う大屋根は、 仙台藩主・伊達政宗公の兜飾りの三日月をデザイン化したもの。サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールなど大規模競技にも対応しています。
設計段階からプロサッカーの興行で売店が出店されることを想定し、ガスや水道のラインが整備されました。スタンドとピッチとの距離が近いため、観戦しやすいのが特徴です。
ゴール裏のサポーター席は1層構造で、応援するサポーターを二分せず一体感を生み出すデザインになっています。ピッチと観客席が近く、最前列では選手の躍動感を間近で観ることができます。
日本最大規模の72,327席の観客収容能力を誇る屋外多目的競技場です。1層、2層観客席と屋根をスタンド全周に配置することで、観客を高揚させる効果を狙っています。
選手村は大会開催後、集合住宅街として利用される予定です。高層タワーを内陸部に設置し、14~18階の高さを抑えた建物を周りに配置することで圧迫感を軽減したまちづくりが構想されています。
所在地:東京都中央区晴海五丁目地内
設計会社:(3街区)日建ハウジングシステム、東急建設、(4街区)日本設計、長谷工コーポレーション、(5街区)三菱地所設計、前田建設工業、(6街区)日建ハウジングシステム、三井住友建設、(7街区)三井住友建設
施工会社:(3街区)東急建設、(4街区)長谷工コーポレーション、(5街区)前田建設工業、(6街区)三井住友建設、(7街区)三井住友建設
海に近いため、塩害に強いアルミやステンレスなどの錆びない鋼材を使うなど、工夫が施されています。展示場の屋根は「波」、レセプションホールの屋根は「船」、ガレリアは「桟橋」をイメージされています。
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