コラム:指定確認検査機関への転職ってどうなの?未経験から転職できる?
投稿日 : 2020.05.20
建築関係の転職先の一つに指定確認検査機関がありますが、指定確認検査機関で働くのってどうなのでしょうか。
本記事では、指定確認検査機関の概要や働くメリット、未経験から転職できるかどうかなどお伝えしていきます。
目次
指定確認検査機関とは国土交通大臣や都道府県知事から指定され、建築基準法に基づき建築に関する確認・検査を行う民間の機関のことです。
1998年までは特定行政庁の建築主事のみしか建築確認を行えませんでしたが、建築基準法の改正に伴い民間の機関でも行えるようになりました。
以降、指定確認検査機関の数は増えており、いまでは建築確認申請の8割以上が指定確認検査機関で行われています。
指定確認検査機関に転職して働くことのメリットには次のようなことがあります。
指定検査確認機関で働く大きなメリットは他業種に比べて比較的安定した業種であるということが挙げられます。
指定確認検査機関は国や都道府県の指定が必要となるため、新規参入が難しい業種でもあります。
そのため、次々と新規参入されては倒産をよぎなくされる、というような厳しい競争のある業種に比べると倒産のリスクは比較的低い業種なのです。
建築基準適合判定者とは建築物などに関する建築計画・設計図などが、建築基準法に適合しているか確認を行うための資格です。
指定確認検査機関で確認検査員として仕事をしていく上で必要となるのがこと「建築基準適合性判定資格者」という資格です。
この資格を取得するには、一級建築士資格と建築審査などの実務経験を2年以上有することが必要となります。
指定確認検査機関で働くことで、資格取得に必要な実務経験を積むことができるのです。
ハードルの高い資格ではありますが、その後の出世やキャリアアップなど高い自己実現に繋がる貴重な資格でもあります。
この業界で仕事をしていくうえでは価値のある資格ですので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
指定確認検査機関で働き建築基準適合判定資格者の資格を取得することで、キャリアアップを実現しやすくなるというメリットがあります。
建築基準適合判定資格者の資格はそのハードルの高さから、資格所有者は全国的に見ても希少です。
社会的な知名度はまだまだ低い資格ですが、建築をする上での必要な資格でもあるため同業他社での転職が有利になります。
設計事務所などで働き、指定確認検査機関へ転職し資格を取得してさらに市役所へ転職というような、キャリアアップも目指せます。
指定確認検査機関で働くことで貴重な経験を積み、資格を取得することで自立した仕事が可能になります。
特定の会社だけでのしごとではなく、業界全体を渡り歩き社会に通用できる人材となれるだけでなく、その後のキャリアアップにも繋げることができるのも大きなメリットです。
指定確認検査員は設計者が描いた図面を審査する業務のため、専門的な知識が必要となり未経験から転職は基本的には難しいようです。
確認検査員として仕事を行うためには建築基準適合判定資格者の資格が必要となります。
資格がない状態でも検査補助員としての業務はできるのですが、やはり資格がなければ自立した仕事やその後の出世は難しくなります。
そのため建築基準適合判定資格者の資格に必要な一級建築士の資格を取得している人が多く転職しているのも特徴です。
また、一級建築士の資格取得自体にも建築設計などの実務経験が必要となるため、指定確認検査機関を選ぶ転職者も多いようです。
経験者や資格者が多く転職してくる職種ですので、知識のない状態や未経験から転職するのはとてもハードルが高いと言えます。
指定確認検査機関に転職するためには、まずは設計事務所などで実務経験を積む知識をつけてから転職することをおすすめします。
ただし、設計事務所自体も、知識や経験のない人より建築関係の専門学校や大学を卒業し、資格を持っている人を募集しているのが一般的です。
本当に指定確認検査機関に転職する気があるなら、専門学校に入って知識を積み資格を取得するところから始めてみるのも一つの方法です。
指定確認検査機関の概要や働くメリット、未経験から転職できるかどうかなどお伝えしました。
未経験からの転職は難しいですが、建築基準適合判定資格者の資格取得という大きなメリットもある職種です。
資格取得に本気で取り組みたい方にはおすすめの仕事ですので、目指してみてはいかがでしょうか。
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