コラム:客付け業者って何?元付け業者との違いやそれぞれの特徴は?
投稿日 : 2019.12.25
不動産業者には客付け業者と元付け業者があることをご存知でしょうか。
不動産仲介会社への転職を考えているのであれば、それぞれどのような特徴を持つのか知っておくことをおすすめします。
本記事では、客付け業者と元付け業者の違いやそれぞれの特徴などお伝えしていきます。
目次
不動産に関する情報を見ていると「客付け」という言葉を見かけることがあります。
客付けについて理解するには「元付け」も併せて知っておくとよいでしょう。
客付けとは不動産売買契約を締結するお客様を見つけてくることで、その業者のことを「客付け業者」と呼びます。
一方、元付けとは不動産の売主や貸主など、取引相手を探している依頼主から直接依頼を受けることで、その業者のことを「元付け業者」と呼びます。
簡単に言えば、物件オーナーから直接依頼を受ける元付け業者に対し、借主や買主を紹介するのが客付業者ということになります。
賃貸仲介における元付け業者とは、大家さんと直接取引している業者だと考えると分かりやすいでしょう。
一方、客付け業者は、賃貸物件への入居を考えているお客様を物件に案内し、賃貸契約を結びます。
もちろん、元付け業者も賃貸物件を案内し、賃貸契約を結ぶことがありますが、元付け業者の場合大家さんからも仲介手数料や広告費を受け取ることができます。
一方、客付け業者が受け取れるのは借主からの仲介手数料のみです。
売買仲介における元付け業者は売主から直接仲介依頼を受けた業者のことです。
一方、客付け業者は不動産を探している方に物件を案内し、元付け業者に紹介します。
売買仲介の場合も元付け業者が直接買主を見つけることもあり、この場合売主からも買主からも仲介手数料を受け取ることができます。
客付け業者の場合は買主からの仲介手数料のみです。
「ある物件では客付け業者だけど、ある物件では元付け業者になる」ということもありますが、客付けをメインにしている業者と元付けをメインにしている業者があり、それぞれに特徴があります。
一般的に、客付けをメインにしている業者は都市型の不動産会社に多く、以下のような特徴を持ちます。
それぞれについて見ていきましょう。
客付け業者は大家さんや売主と付き合う必要がなく、管理の手間がなく接客に専念することができます。
より営業に専念したい人に向いているといえるでしょう。
客付業者は流通している仲介物件を広く浅く扱うことになるため、さまざまな物件に携わることができます。
一方、通常は同じ物件を何度も案内するといったことはありません。
元付け業者の場合、例えば賃貸仲介であれば契約した後は管理物件に住む入居者として付き合っていく必要がありますが、客付け業者だとそうした付き合いはありません。
契約して仲介手数料を受け取ってしまえば、すぐに次の新しいお客様を探しに行くというスタイルの会社が多いようです。
一方、元付け業者は一般的に地域密着型の会社に多く、以下のような特徴を持ちます。。
それぞれについて見ていきましょう。
元付け業者は大家さんや売主から直接依頼を受けるため、買主や借主だけでなく双方の付き合いを大切にする必要があります。
特に賃貸で管理も請け負っている場合、借主はそのまま管理物件の入居者となるため、契約したら終わりというわけにはいきません。
元付け業者はその地域の物件を取り扱うため、地域の情報について詳しくなければなりません。
また、売主や大家さんから物件を預かるため、管理や査定の際に複数回にわたり物件を訪れることになるため、対象の物件の情報や内情について詳しくなります。
借主や買主を案内するときは客付け業者と比べてより詳細な案内ができるといえるでしょう。
元付け業をメインにしている会社であっても、客付け業をすることはできます。
しかし、基本的には自社で預かっている物件がメインとなります。
売主や大家さんとの付き合いがありますし、売買の場合は1つの取引で買主と売主双方から仲介手数料を受け取れる両手になるからです。
客付け業者と元付け業者について、両者の違いとそれぞれの特徴をお伝えしました。
転職する際は、どちらの業者を選ぶかによって働き方が大きく変わることもあるため、事前に見極めてから転職先を決めるようにしましょう。
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