コラム:賃貸管理の仕事はどんなことをするの?メリット・デメリットも解説
投稿日 : 2019.11.06
不動産会社の仕事には、不動産を買いたい人と売りたい人をつなぐ「売買仲介」や、大家さんと賃貸物件を探している人をつなぐ「賃貸仲介」の他、「賃貸管理」という仕事があります。
あまり聞きなれない「賃貸管理」とは、具体的にどのような仕事なのでしょうか。
本記事では、賃貸管理について仕事内容や特徴、賃貸管理の仕事を選ぶメリット・デメリットなどお伝えしていきます。
目次
賃貸管理とは、大家さんから賃貸アパートや賃貸マンションを預かって管理する仕事のことで、具体的には以下のようなことに取り組みます。
なお、不動産会社によって上記の業務のうち、どこまで対応するかが決まっています。その中で、大家さんごとにどこまで管理するかを契約で取り決めます。
基本的には管理する範囲が広くなるほど、大家さんから得られる管理手数料は大きくなります。
まずは、賃貸管理の主な業務について、詳しくみていきましょう。
いわゆる賃貸仲介の仕事で、空室が生じたときに賃貸物件を探している人を案内し、契約までを行います。
入居が決まると仲介手数料が得られる他、大家さんによっては広告費などを得られることもあります。
入居者が入居すると、毎月家賃を集金する必要があり、家賃の入金がない場合は督促を行う必要があります。
通常は大家さんが行う仕事ですが、賃貸管理の委託を受けた場合は不動産会社が代行して行います。
なお、家賃保証会社の契約をしている場合は、賃貸保証会社が家賃集金や督促を行うケースもあります。
「隣室から騒音がする」など、入居者からクレームが入ることがあります。
賃貸管理の委託を受けていた場合、不動産会社がクレームを受け、必要な対応については大家さんに確認しながら行う、といった対応を取ります。
共用部や外壁が劣化している場合など、修繕の手配を行うこともあります。
最終的には大家さんの承諾が必要となりますが、提携の業者に見積もりを取って大家さんに提案するといったことも行います。
入居者が退去した後は、ハウスクリーニングなどと共に、必要に応じて修繕を実施する必要があります。
こちらも、提携の業者に見積もり取って大家さんに確認し、了承を得られたら修繕工事実行となります。
壁紙の張替えといった簡単なものから、前回の交換から7年程度以上経っているようなケースにはエアコンの交換を行うことがあります。
なお、 「通常使用して生ずる傷や汚れ」以上のものについては、退去時に退去者から支払いを受けることができます。
ここでは、賃貸管理の仕事のメリット・デメリットや平均年収を見ていきたいと思います。
賃貸管理の仕事のメリットとしては、売上などのノルマを設定していない会社が多い点が挙げられます。また、土日祝日を休日としていることも多いです。
一方で、家賃の督促やクレーム対応といった仕事もこなさなくてはなりません。
家賃を支払うまで話し合いを続けたり、怒っている入居者に対応するには、相当なストレスがかかります。
また、入居者募集の仕事も業務範囲に含まれる場合、土日祝日出勤で火~木曜日の内2日程度が休みとなることもあります。
物件をきれいな状態に保つことで物件の収益が増える、もしくは維持できれば、大家さんに感謝されます。
また、賃貸アパート・マンションに住んでいる入居者の満足度を高めることもできます。
大家さんからも入居者からも感謝されることが、やりがいに繋がります。
doda2018年「平均年収ランキング」によると、不動産企画/プロパティマネジメントの平均年収は498万円となっています。
2018年全体の平均年収は414万円なので、平均年収と比べてかなり高いことがわかります。
実際に求人を探してみると、平均年収350万円~500万円程度のものが多いです。
ただし、賃貸管理には「歩合」がないか、低く設定されていることが多いことに注意が必要です。
賃貸管理の仕事の平均年収は、全体平均よりも高い水準となっています。経験やスキルに応じて、さらなる高収入を実現することもできるでしょう。
ただし、売買仲介のように歩合制で成績に応じて給料がアップされるということは、ほとんどありません。
不動産業界への転職を考えているのであれば、売買仲介と賃貸管理など、それぞれの特徴をよく把握したうえで転職先を決めるとよいでしょう。
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