コラム:旗竿地って何?敷地延長との違いは?メリットやデメリット等解説
投稿日 : 2020.01.31
土地の形の一つに旗竿地と呼ばれる形があることをご存知でしょうか。
旗竿地は一般的にはあまりよくない土地の形と見られますが、メリットもあります。
本記事では、旗竿地について具体的な内容やメリット・デメリット、営業として旗竿地を進めることになった場合のポイントなどお伝えしていきます。
目次
旗竿地とは敷地の内、道路(公道)に接する部分が細い通路になっている形の土地のことを指します。
細い通路部分を竿、通路の先にある土地を旗に見立てて旗竿地と呼ばれているのです。
なお、別名敷地延長と呼ばれることもあります。
土地に建物を建てるには道路(公道)に2m以上接道している必要があり、敷地と道路が離れている場合に敷地を延長して接道させることからこの名で呼ばれています。
基本的には、敷地延長と聞けば旗竿地のことだと考えておくとよいでしょう。
旗竿地は一見して使いづらい土地のようにも見えますが、メリットもあります。
ここでは、旗竿地のメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
まず、旗竿地はその特殊な形から、周辺の同じような広さを持つ土地と比べると安めの価格に設定されていることが多いです。
これは旗竿地の非常に大きなメリットだといえます。
後述する旗竿地のデメリットが気にならない方にとっては、安価で購入しやすい旗竿地は狙い目の土地だといえるでしょう。
旗竿地の竿の部分は無駄なスペースになってしまいがちですが、この部分を駐車場にするなどすると無駄なく土地を活用できます。
とはいえ、基本的には縦列駐車になってしまい、不便に感じてしまう方もいる点には注意が必要です。
旗竿地は道路(公道)との間に細長い通路ができるため、必然的にその先にある家は道路から離れた静かな環境になりやすいです。
家の中はできるだけ静かな環境であってほしいという方にとっては嬉しいメリットとなります。
一方、デメリットとしては旗竿地は隣家が近いことが多いことが挙げられます。
旗竿地は周りを土地に囲まれていることが原因で道路(公道)に接していないことがほとんどだからです。
このため日常生活の中で周辺住民の生活音が聞こえやすいといった問題が生じやすくなります。
旗竿地は周辺を家で囲まれていることが多く、それ故に日当たりが悪いことが少なくありません。
また、風が通り抜けない土地になっていることも多く、湿気対策も重要となります。
土地を買って家を新築するのであれば、採光に問題のないよう間取りに工夫するとよいでしょう。
また、湿気対策についてはカビが生えないよう定期的に外壁を清掃するといったことを心がけることが大切です。
旗竿地は、旗の部分の広さを十分に確保できていないことも少なくなく、駐車スペースを確保しにくいことが多いです。
先述の通り、竿の部分を駐車スペースにすることもできますが、場合によっては幅2m程度しかないこともあり、余裕を持ってドアを開けられないことがある点にも注意が必要です。
旗竿地の購入を検討する際は、どのように駐車するのかをよく確認するようにしましょう。
不動産会社や住宅会社でお客様に土地や建売住宅を提案することがありますが、旗竿地を勧める際にはどうした点がポイントになるのでしょうか。
旗竿地は周辺の土地と比べ安価で購入できることが多く、希望の立地と予算が合わないときには唯一の選択肢となることもあります。
そうしたときには、本記事でご紹介した旗竿地のデメリットを慎重に確認しながら提案を進めるとよいでしょう。
旗竿地は価格が安いという大きなメリットがありますが、四方を家に囲まれていることが多く、採光面や通風面、プライバシーの面や駐車の不便さなどが問題となることが少なくありません。
買主には、売買前にそのことをよく説明して理解してもらうよう努めることが大切です。
不動産業界に転職するのであれば旗竿地など土地についての知識を身につけておく必要があります。
転職後に勉強していくのでも問題ないのですが、中途採用では即戦力が求められることもあり、転職前から知識を得ておくに越したことはありません。
本記事を参考に旗竿地についてメリット・デメリットや提案時のポイント等確認しておきましょう。
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