コラム:不動産業界の平均年収はどのくらい?業界・職種別に調査
投稿日 : 2019.05.14
不動産業界と言うと、他のお仕事と比べて高収入であるイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実際のところどうなのでしょうか。
本記事では、不動産に関わるお仕事について、業界毎、業種毎にそれぞれの平均年収を見ていきたいと思います。
目次
まずは、不動産業界の平均年収を調べると共に、他の業界と比べて年収が高いのか、低いのかを確認してみたいと思います。
DODAの平均年収ランキングによると、建設/プラント/不動産の平均年収は418万円でした。
順位 | 職種分類 | 全体 | 男性 | 女性 |
1位 | IT/通信 | 461 | 488 | 391 |
2位 | 総合商社 | 461 | 510 | 375 |
3位 | メーカー | 456 | 489 | 366 |
4位 | メディカル | 450 | 529 | 363 |
5位 | 金融 | 446 | 535 | 365 |
6位 | 建設/プラント/不動産 | 418 | 449 | 344 |
7位 | インターネット/広告/メディア | 412 | 451 | 365 |
8位 | 専門商社 | 406 | 438 | 341 |
9位 | サービス | 376 | 411 | 332 |
10位 | 小売/外食 | 355 | 388 | 308 |
その他、紹介されている業界の中では10業種中6位という結果でした。
IT/通信や総合商社が上位に、サービスや小売/外食が下位にランクインされています。
不動産に関しては平均より下という結果になってしまっていますが、営業職を希望される方は成績次第でもう少し高い給料を貰える可能性があります。
次に、建設/プラント/不動産の職種別平均年収を見てみると以下のようになっています。
順位 | 業種 | 年収(万円) |
1位 | 不動産金融 | 486 |
2位 | ディベロッパー | 454 |
3位 | 土地活用 | 447 |
4位 | ゼネコン/サブコン | 432 |
5位 | 住宅(ハウスメーカー) | 428 |
6位 | 設備関連/プラント | 424 |
7位 | 建設コンサルタント | 421 |
8位 | 不動産管理 | 418 |
9位 | 不動産仲介 | 400 |
10位 | 設計事務所 | 397 |
11位 | 内装/インテリア/リフォーム | 383 |
12位 | 設備管理/メンテナンス | 383 |
不動産金融が最も平均年収が高く、次いでディベロッパーが高くなっています。
一方、下から見ると設備管理/メンテナンスが最も低く、次いで内装/インテリア/リフォームとなっています。
それぞれについて、簡単な業務内容と合わせてご紹介していきたいと思います。
最も給料が高かったのが不動産金融のお仕事です。
一口に不動産金融と言っても仕事の幅は広いですが、主に投資用マンションの販売などが該当します。
扱う金額が大きくなることから、平均年収は群を抜いて高い結果となりました。
なお、年代ごとの平均年収は以下の通りです。
2番目に平均年収が高かったのがディベロッパーです。
マンションや商業施設を開発する仕事で、特に財閥系のディベロッパーは新卒で東大、京大卒レベルでないと厳しいレベルの難度の高さです。
3番目に平均年収が高かったのが土地活用のお仕事です。
土地を持っている地主さんに対し、賃貸用マンションや老人ホームの建築などを提案します。
こちらも取り扱う金額が大きいことから、平均年収は高くなっていますが、実際の年収は成績次第です。
4位にランクインしたのがゼネコン、サブコンです。
大規模な商業施設やマンションなどを設計、施工します。
ディベロッパーと同じく、安定性が高い業種です。
住宅の設計、施工を行います。
営業職であれば成績次第で大きく年収を伸ばせます。
一方、設計職など他の職種では平均年収程度の年収を得ることはできますが、歩合で大きく増えることはありません。
設備やプラントの管理を行う仕事です。
ゼネコンやハウスメーカーなどに対する営業等を担いますが、他の不動産営業の仕事のように歩合が大きい給与制度にはなっていないのが一般的です。
建物を建築する際、ゼネコンやハウスメーカー、設計事務所等に対して技術アドバイスをするお仕事です。
技術を極めていけば手に職をつけることができるでしょう。
オーナーから預かった賃貸マンションの管理や分譲マンションの管理組合に対して助言などを行う仕事です。
土日休みで残業もあまりないことが多く、年収も低くはありませんが、他の不動産営業の仕事と比べると歩合で大きく給料が伸びるといったことはありません。
買主と売主の間にたって売買契約をまとめる仕事で、物件価格に応じた仲介手数料の累計額によって給料に大きな差が出るのが一般的です。
住宅やマンション、施設などを設計する仕事です。
技術職のため、頑張り次第で給料が大きく伸びるといったことはあまりありません。
建物の設備管理やメンテナンスを行います。
年齢を重ねてもあまり給料に違いがありません。
建物の内装やインテリア、リフォームをする仕事です。
営業職の場合、成績次第で歩合がつくこともありますが、他の不動産の営業職と比べて扱う金額が小さくなることが多く、大きく収入を伸ばすことはできない会社もあります。
不動産業界の平均年収は、全体で見ると平均以下であることが分かりました。
ですが、不動産金融や土地活用の仕事やハウスメーカー、不動産仲介の営業職であれば、成績次第では20代で年収1,000万円を達成することも珍しくありません。
また、ディベロッパーやゼネコンに就職すれば比較的高い年収を安定して受け取ることができますが、就職することが難しいのが一般的です。
以上のように、ご自分の興味のある仕事について、イメージだけでなく、実際の仕事内容と平均年収を把握しておくことが大切です。
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